地下河川(若江立坑)の見学
これまで河川清掃では雨天順延の繰り返しやワークショップはコロナの影響で活動が進みませんでした。本日、地下河川(若江立坑)の見学ができました。大阪府寝屋川水系改修工営所の皆様、蒸し暑い中、ありがとうございました。このような地下河川によって私たちの安心安全な社会が生まれていることが改めてわかりました。
寝屋川地下河川とは、、大阪市内の洪水対策として建設された、日本最大の地下河川です。その規模は、なんと、長さ10.7キロメートル、幅25メートル、高さ6.5メートルにも及びます。寝屋川地下河川は、平成11年に完成しましたが、一般公開はされていません。しかし、特別な許可を得れば、見学することができます。まず、入口は、普通のマンホールです。そこから階段を降りていくと、目の前に広がるのは、まるでSF映画のセットのような光景です。壁には青く光るライトが並び、天井には巨大な扇風機が回っています。そして、真ん中には、水が流れる巨大なトンネルがあります。その水は、雨が降ったときに集められたもので、地下河川を通って大阪湾に放流されます。その水量は、一秒間に200トンもあるそうです。トンネルの壁には、水位計や温度計などの機器が設置されていて、常に水の状態を監視しています。また、トンネルの途中には、非常用の出口や避難所もあります。
寝屋川南部地下河川 若江立坑 動画
寝屋川地下河川とは
寝屋川地下河川とは、大阪府の寝屋川市と枚方市にまたがる淀川水系の地下に建設された洪水調節施設です。この施設は、寝屋川の水位が高くなったときに、地下にある巨大なトンネルに水を貯めておき、水位が下がったときに再び寝屋川に戻すという仕組みになっています。このようにして、寝屋川の氾濫を防ぎ、周辺住民の安全を守る役割を果たしています。
寝屋川地下河川は、2007年から工事が始まり、2020年に完成しました。全長は約4.5キロメートルで、直径は約10メートルあります。地下約50メートルの深さにあり、最大で約100万立方メートルの水を貯蔵できます。工事費は約1,000億円とされています。寝屋川地下河川は、日本で初めて大深度地下の公共的使用に関する特別措置法に基づいて建設された施設です。この法律は、地下空間の有効活用を促進するために制定されたもので、地下空間の所有権や使用権などを明確にすることを目的としています。
寝屋川地下河川は、洪水調節だけでなく、災害時の避難場所や観光スポットとしても活用される予定です。現在、施設内の一部を見学できるツアーが開催されており、多くの人々が興味を示しています。寝屋川地下河川は、都市型河川の新しい可能性を示す画期的なプロジェクトと言えるでしょう。